≪ほていや≫
「ほていや」は、昭和七年。江戸時代より続く老舗、新橋布袋家ののれん分けにより、現東京都千代田区内幸町に開店いたしました。
当時は手打ちそばではありませんでしたが、
明治生まれの職人であった、ほていや初代、伊藤宗吉の洗練されたそばは、大変な評判を集め、いささかその名を馳せてりました。
その後、戦災により店を失いましたが。
戦後豊島区西巣鴨にて、小規模な商売を経た後。
昭和二十七年、豊島区長崎にて本格的な商売を再開し、以後三十五年間に亘り、長崎にてそばを打ち続けてまいりました。
初代宗吉没後もその意志を継ぎ、より美味しいそばを造るべく研究を繰り返してまいりましたが、手打そばの技術を、当時西神田一茶庵ご主人、故、片倉英晴先生よりご指導頂いたのを期に、「やはり本物のそばを造るなら手打ちだ」と考え、昭和六十二年、心も新たに、当地鶴ヶ島に『手打そば ほていや』を開店させて頂きました。
昭和七年の開店以来、実に七十年にも及ぶ年月が
過ぎましたが、初代からの「味」は頑固に守り続け、
現在に至っております。
お客さまには、長年の研究を重ねた、当店自慢の
『江戸そば』の味わいを、心ゆくまでお楽しみ下さい
ますれば、誠に幸いに存じます。
今後も、より多くのお客様に「うまい」とおっしゃって
頂けるよう、努力を惜しまぬ所存にございます。
三代目ほていや店主 伊藤奬晃
「ほていやのこだわり」
当店のそば粉は、池田製粉株式会社様のご協力により、
ほていやが理想とするおそばを作るべく、
特別に製造された、当店オリジナルのそば粉です。
使用する玄そばは、現在最も良質なそばが作られている北海道産限定とし、胴搗き製粉法と言われる、そばの実を叩いて粉にする方法で製粉した後、さらになめらかな食感を出すため、再度石臼挽きにて製粉するという、実に手間のかかる工程を重ね、製造されています。
その味わいは、コシが強く、舌触りが実になめらか。
香りもとてもよく、そして甘みがとても強い。
正に「江戸そば」の最も理想的な味わいに仕上がっております。
私共は、このそば粉が間違いなく「日本一のそば粉」であると考え、
そしてこれが当店のオリジナルであるところを、大変誇りに思っております。
しかし、そば粉が日本一だけでは、旨いそばは作れません。
当店では水にも着目し、そばを作る水から茹でる釜の湯にいたるまで、すべての水を浄水器に通し、カルキ臭によってそばの香りを損なわれることの無いよう、何よりお客様に、安心してお召し上がりいただけるよう、注意を払っております。
そして、江戸そばには、辛めで旨みのあるそば汁です。
当店では、そばとそば汁のバランスを大事に考え、4種類の鰹節をブレンドし、素晴らしい鰹の香りと、コクのある旨みを両立した、味わい深いそば汁で、おそばをお召し上がり頂いております。
その味付けは少々しょっぱい「辛汁」。
冷たいつけ汁では、味がおそばにサッと絡まってきます。
そしてこの味付けこそが、江戸時代より続く、ほていや伝統の味わいです。
これらの味わいをすべて引き出すのが、技術です。
当店は、先代のほていや開店以来、約70年間。
常にお客様に「うまい」とおっしゃっていただけるよう、日々の努力を惜しまずに、そば打ちに取り組んでまいりました。
これらの長年の積み重ねが、現在のほていやの「技術」となっており、長年の経験からくる知識こそが、「自信」の源となっております。
日本一のそば粉の持ち味を100%引きだす「技術」。
これこそが、ほていやの一番のこだわりと、自慢かも知れません。
。
お客様に当店のおそばを、お召し上がり頂いた際、これらの「こだわり」を少しでも感じ取って頂けたら、この上無く、幸いに存じます。
どうぞ、当店の「江戸そば」。
心ゆくまでご賞味くださいませ
名称 | ほていや |
所在地 | 埼玉県鶴ヶ島市上広谷661-4 |
連絡先 | 電話:049-287-4545 |
営業時間・定休日 | [月~水] 11:00~15:00 17:30~21:00 [木] 11:00~15:00 [土・日・祝] 11:00~15:00 17:00~21:00 ランチ営業、日曜営業 金曜日 |
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